前回からのつづきです。
塞の神について調べ始めてわかったのは
古代日本のさまざまな神に繋がる存在であるということ。
まずは
塞の神のサイは、幸・妻・障・斎・歳・性などいろいろな字が当てられており、
主に村境に祀られ、悪疫悪神の侵入を防ぐ神としての性格がある。
また、性病・出産・良縁・妊娠などを祈る神でもある。
つまり日本古来からある原始神の一つでもあり、庚申塔、馬頭観音、月待供養塔といった
防障神・生産神でもあり、子安神でもあるという複雑な信仰の対象なのです。
また岐の神(クナド、くなど、くなと -のかみ)であり、
アラハバキとして信仰されている地域もあります。
ミシャグジ信仰がもっとも篤く信仰されていたのは
信州・諏訪地方であったようです。
なかでも諏訪の上社にミシャグジに関連する神事が多く伝わっています。
まず御室神事、そして蛙狩神事、
さらには厳冬の凍った諏訪湖で毎年行われている御占神事といった
ミシャグジ信仰による神事です。
ほかにも調べていくと膨大な情報が次々と見つかりました。
ここで全てを紹介することはできませんが、
これらのミシャグジ信仰に関連する神事がなぜ諏訪で行われてきたのか。
そのもっとも大きな理由は諏訪地方は
中央集権化した日本において安曇族(出雲族)は大和民族に迫害、
殺戮され、残ったわずかな人たちが
日本の関東から東北へと逃げたということ。
その逃避先で元々住んでいたであろう
諏訪原住民の人びとと交わりながら一大集落がつくられたのが
諏訪地方であったということでしょう。
ここまでの時点ではっきりとしたのは
ミシャグジ信仰とは列島先住民がごく初期の渡来系の人々と混血しながら
一万年近く信仰してきた
原始信仰、アニミズムを源流とする信仰であった、ということです。
ゆえにもっとも後発として渡来してきた半島系の人々が作り上げた
大和政権以降の意識構造を持つ日本の人々から見たら
これらのさまざまな名をつけらている
非定型の得体のしれない神々という
見方しかできなくなる、、、、。
神話の中の神々のような
物語もなければ、
伝説となる人格もない。
そのような自然界の神々は
ただの妖怪や怪物でしかなくなるのです。
一方、縄文的な先住民の感性からすれば
その場、その空間に満ちる神気や
精霊のエナジーすべてが
その土地土地の山、湖、川、大地、そして石に宿った自然霊、
塞の神として感じられるのでしょう。
このようなことから原日本人、あるいは海人族系の先住民にとっては
石神(ジャクシン)を
磐座として祀り、信仰してきた
地球の大地の棲む精霊たちとして
完全に認識し、意識を繋げることができたと思うのです。
※諏訪地方のミシャクジについては
こちらのサイト様が紹介されている内容がとてもすばらしいので
ご覧になってください。
御頭御社宮司総社(ミシャグチ社):八雲ニ散ル花 蝦夷ノ王篇08
つづく
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