前回からのつづきです。

人類の出現よりもはるか古代において鉱物はいつから地球に存在していたのでしょうか？

現在、知られている最古の岩石鉱物がの現れたのは44億年前だと推定されています。

最古の岩石鉱物は西オーストラリア州のジャック・ヒルズで発見されたジルコン粒子で、

このジルコン粒子年代値は、30億年 - 42.5億年前。

この時代の地球は木星型惑星の移動による重力の釣り合いの変化によって、

多数の小天体が内部太陽系に侵入し、

それ以前の元々小惑星帯にあった物質が枯渇して現在の状態となり、

これが引き金となって、月に多くの衝突クレーターが形成され、

地球、水星、金星、火星といった岩石惑星も

多くの天体衝突を受けたと考えられています。

そして、40億年前 には原始海洋ができ、花崗岩が現れ、プレートも出現します。

このように鉱物の誕生からの経緯を調べて人類と鉱物のタイムスケールを比較すると

それだけで鉱物の持つ地球での存在時間の圧倒的な長さに驚嘆せざるを得ません。

アトランティス文明が完全に滅んだとされているのが

1万五千年前あたりだと推定されていますから、

アトランティス文明が栄華を極めていた時代に

わたしたち人類はやっとネアンデルタールから

ホモ・エレクトゥスへと種が変異したのです。

鉱物は人類誕生以前の地球のいくつもの文明と関わってきました。

ということは鉱物はこの地球において、もっとも古い住人たちであり、

地球誕生からの情報と記憶を保持する地球の守護者ともいえるでしょう。

地球上に出現し栄華を極めた無数の文明を見つめてきた存在が鉱物なのです。

なかでも鉱物との繋がりがもっとも深い文明である

アトランティス文明にまつわる情報と記憶は

わたしたち人類の出自を知る上でとても重要な叡智と言えるでしょう。

なぜならば、

アトランティス文明以降にわたしたち人類は自立しはじめたのですから・・・。

つづく。

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