シャングリランズ

蒼き天使の刻印 そして過ぎ去りし血の季節の記憶

2024年​5月11日からスタートした個展『誰にも傍らに天使がいる』で展示した作品のご紹介です。

今回の個展は天使をテーマにした具象肖像画と抽象画両方展示します。

今回ご紹介するのは連作となる『蒼き天使の刻印 そして過ぎ去りし血の季節の記憶』です。

キリスト教では魂の転生はないということになっていますが、仏教はもちろん世界中の先住民族の霊的な感覚、あるいは土着的信仰ではわたしたちの魂は繰り返し転生して、さまざまな時代のいろいろな肉体存在として地上で短い生命時間を体験するとされています。

繰り返し転生するその魂は、地上に降りる前に、とても軽やかな存在としての記憶も内包しています。

その記憶はたぶん、わたしたちが天使と呼んでいる存在に近かったと思うのです。

誰もが、その魂のなかに天使の記憶を刻印していると、、、、。

その天使だった頃の記憶の刻印としての羽根の絵画として描いたわけです。

他の羽根の作品にもそれは共通したテーマなのですが、とりわけこのシリーズにはいまでもその羽根の残存するエネルギーがあらゆる人たちの身体に刻印として刻まれているのだろうと思い、この絵を通じてその感覚と記憶を蘇らせてもらえれば良いなあ、と思っています。


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