TANTAN 個展 in 糸島 2024
「誰にも傍らに天使がいる」
たんたんクリスタルアートは、原画販売しております。
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天使と聞くと、ファンタジー小説のファンや楽観主義的なスピリチュアリストがよく語る
彼岸からの使者のように捉えられてしまうことが多いだろう。
しかし天使は、実はとても身近なエネルギー存在であり、
別の表し方をすればハイアーセルフと捉えることもできると考えている。
つまり天使とは、高次の意識としての自己であろう。
映画監督ヴィム・ベンダースの作品『ベルリン天使の詩』を観ると良くわかるが、
天使的存在はつねに「わたし」を見つめている。
「わたし」、というのは自我を中心とする個人の意識・コンシャスセルフである。
一方、ハイアーセルフはつねに自我の意識空間の中だけで自問自答し、
答えのない問いを繰り返す「わたし」を、
ひとつ上の視座を通して観察する「高次の視点をもつわたし」である。
ときには絶望し、疲弊し切った「わたし」を背後から抱きしめ、
自我の閉じた言葉の世界に光明となる囁きを紛れ込ませる「高次の視点をもつわたし=天使]」。
しかし普段、わたしたちはそれが高次の自己の声だとは気づかない。
そんなわたしたちのために常に傍らにいる天使の存在を絵にすることで、
誰しも自らの傍らに天使がいることを感じてもらえたら、と思い今回のシリーズを制作した。