シャングリランズ

tantan crystal art #ANKH010

地球の聖地・祈りと鎮魂のためのアンクシリーズ
#ANKH010 ノートルダム寺院のためのアンク1

ノートルダムまたはノートル=ダム(Notre-Dame)はフランス語で「我らの貴婦人」という意味で、
イエス・キリストの母である聖母マリアを表します。

ノートルダム教会、ノートルダム寺院、ノートルダム大聖堂と言ったノートルダムと
名付けられた教会堂はすべて聖母マリアに捧げられ、名付けられた場なのです。

そのすべてがフランスをはじめフランス語圏にあり、フランス語圏において
12世紀頃から聖母崇拝の高まりとともに数多く献堂されました。

パリにあるノートルダム大聖堂がとくに有名です。

では、「ノートルダム」という言葉はなぜ、聖母マリアを表すのでしょうか。

その語源は「私(たち)の女主人」が由来し、ラテン語では「mea Domina(メア ドミナ)」と書き表されます。
本来の意味は「私の 女主人」ですが、キリスト教では伝統的に「聖母マリア」という特別な意味で使われてきました。
比喩的に「敬うべき女性、憧れの女性」というような意味も含みます。
 
そして、この「メア ドミナ」がイタリア語に入り「Madonna(マドンナ)」となりました。
 
また、「mea(私の)」の部分を「nostra(私たちの)」に変えた形の
「nostra Domina(ノストラ ドミナ)」はフランス語に入って
「Notre-Dame(私たちの貴婦人=聖母)」となったわけです。

この「ノートルダムのためのアンク」は、2019年4月、パリのノートルダム大聖堂の火災のときに描かれました。

わたし自身、何回となくノートルダム大聖堂を訪れたことがあり、炎に包まれて崩壊していくその様子を映像で見ていると胸が苦しくなるのを抑えられませんでした。

そのときに、聖母マリアに対するたくさんのひとたちの悲しみと愛が地球を包んだことに気づきました。

つまり、わたしたちは大聖堂という建物が燃える姿を通して、内なる女神の存在に気付かされた、と悟ったのです。

この作品は、わたしたちのハートの中心に存在する「女神的な愛」「女神的な慈悲」の振動をアンクを通じて、具現化したものです。

この作品を通じて、男性女性問わず、あるいは民族的な差異を超えてわたしたちのハートには「女神的な愛」「女神的な慈悲」をつねに内在させている、ということに気づいていただけたら、幸いです。

アンクについて
地球の聖地・祈りと鎮魂のためのアンクシリーズ

作品情報

ANKH010『ノートルダム寺院のためのアンク1』
2019制作
F10キャンバス(530mm × 455mm)
アクリル
使用したクリスタル:フローライト、エンジェルオーラ
さまざまな鉱物の粉末
Photo by Nonoko Kameyama

原画 :330,000 yen
ジークレー版画での販売もございます。
ジークレー版画について

 

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