水の精について
水の精はパラケルススの『妖精の書』によればニンフと呼ばれる。
このニンフという名はラテン語の unda (ウンダ、波)と女性形の形容詞語尾 -ine からきており、「波の乙女」「波の娘」というほどの意味を持つ。フレッド・ゲティングスによれば、ニンフはけっして肉眼には見えないアストラル界の住民である。霊視者には虹色に輝く体に見えるという。
ニンフの姿は基本的に人間と変わらない容姿であるとされている。ちなみにピーターパンのなかに登場するティンカーベルは、ものづくりの妖精である。
水の精霊は人間の生活に密接に結びつく存在でもあり、世界各地に伝説も多く人間と結婚して子をなしたという話も多く残されている。
『妖精の書』によれば、形は人間に似るが魂がなく人間の愛を得てようやく人間と同じく不滅の魂を得るとされる。しかし、水の近くで男に罵倒されれば水中に帰らねばならず、夫が別の女性に愛を抱くと夫を必ず殺さねばならないなど、その恋には制約が多い。
シュタウフェンベルクの男が水の精と婚約したが、次第に婚約者を疎ましく思うようになり別人と結婚式を挙げたせいで水の精の呪いで死んだ、という話が『妖精の書』に紹介されている。
この伝説が元になった有名な創作物では、騎士フルトブラントとウンディーネの悲恋を描いたフーケの小説『ウンディーネ』がある。ウンディーネを題材にした作品にはこの小説をもとに書かれたものが多い。
派生作品のうち主なものだけでも、ベルトランの詩集『夜のガスパール』のうちの一篇の散文詩「オンディーヌ」、前記の詩集をイメージしたラヴェルのピアノ曲『夜のガスパール』第1曲「オンディーヌ」、ドビュッシーのピアノ曲『プレリュード』第2集第8曲「オンディーヌ」、ジャン・ジロドゥの戯曲『オンディーヌ』、ホフマンの歌劇『ウンディーネ』、チャイコフスキーの歌劇『ウンディーナ』などがある。
四大元素の精霊のためのアンクシリーズ
#ANKH007 水の精霊 オンディーヌのためのアンク
『水の精霊 オンディーヌのためのアンク』の作者による水の精霊についてのリーディング
この「水の精霊 オンディーヌのためのアンク」は、水の精霊 オンディーヌに生命を意味するヒエログラフである「アンク」を捧げることで水の精霊の覚醒を促すことを意図している。
アンクにより目覚めた精霊たち。
その清らかな澄み切ったエネルギーは、自然界のすべての水の元素に属する物質と事象とつながりあい、観る者自身の「水の元素」とそれに伴うすべてのチャクラの活動、意識エネルギーの側面につながり浄化と活性化を促すであろう。
もし、あなたが感情エネルギーに枯渇し、自己愛と他者への愛の分かち合い、生命エネルギーにおける共感と共有することへのちからに欠乏していると直感で感じるならば、この作品は自動的にそれらの感情エネルギーの不調和と停滞を調和と循環へと変換させるであろう。
同時にあなたの意識の水のエネルギーの側面である自己愛と自己保存、共感と共有への欲動、とくに女性性の肯定的側面と否定的側面における感情の抑圧とトラウマを開放し、あなたの人生および日常をあなたの内なる自己、高次の自己が望む方向へと導くであろう。
またこの絵画に嵌め込まれたいくつものクリスタルと鉱物の粉末による振動の増幅作用、高密度化の影響により、水の精霊の守護と祝福のエネルギーは飾られた空間を意識浄化と透明化を促進させる振動で満たすであろう。
作品情報
ANKH007 『水の精霊 オンディーヌのためのアンク』
2019制作
F6キャンバス(410mm × 318mm)
アクリル
ハーキマーダイヤモンド、ブルーアパタイト、ジェミーロードナイト
さまざまな鉱物の粉末
Photo by Nonoko Kameyama
原画 SOLD
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